多くの皆様からのご支援により、昨年9月に学校運営委員会との協議で建設を決定したブッダ・スクールの5棟目の寄宿舎が本年9月中旬に竣工しました。7月の時点で屋根の小屋組はほぼ完了していたのですが、雨季に入りフィリムでは 入手できない野地板の合板と防水用のシートの運搬に予想以上の時間がかかってしまいました。5棟目の寄宿舎の竣工で、トタンの波板で作った仮設寄宿舎で暮らす生徒たちが全員本設の寄宿舎に入居できるようになりました。今後の予定は仮設寄宿舎を撤去し、その跡地に女子便所棟 を新しく建替え、並行して北側の便所棟を増築して男子便所とする予定です。新設する女子便所棟は、耐震補強と生徒数の増加に伴い便器数を増やした仕様としています。新しく便所が整備された後に壁が崩れたままの現便所棟を撤去することで、2016年1月より着手した震災復興工事はほぼ完了します。一方で地震では全く被害がなかった4棟目の寄宿舎で雨漏りが発生し、応急処置でシートをかぶせた状態になっています。地震後1年は問題なかったのですが、2年目の雨季に入ってから徐々に雨が漏りだしました。やはり地震の影響で屋根の石や防水シートにズレが生じ、それが時間とともに拡大した可能性があります。乾季の間に屋根材を一度外して修理をする予定をしています。
フィリムのブッダ・スクールで5棟目の寄宿舎 が竣工しました
2018年10月31日