年別アーカイブ: 2017年

「ヒマラヤの学校建設とこどもたち」展とネパール・チャリティセールを開催します

2018年1月24日(水)に大阪市中央区の御堂ビルB1Fで「ヒマラヤの学校建設とこどもたち」展とネパール・チャリティセールを開催します。
AAFが支援するヒマラヤの学校とそこで学ぶこどもたちの様子をパネルで展示、学校建設の経緯と現状をDVDで上映します。同時に高品質のネパール製パシュミナ・ストールをはじめとするネパールの特産品をリーズナブルな価格で提供するチャリティセールも行います。
セールの売り上げは全額、ヒマラヤの学校建設と震災復興の支援金として使われます。
皆さまのご来場をお待ちしています。
※ 入場無料/詳細は下記リーフレットをダウンロードしてご覧ください。

JICA関西でネパールのイベントが開催されます

11月25日(土)に神戸市のJICA関西で「ネパールとの絆を感じて」と題するイベントが開催されます。
ネパールのドキュメンタリー映画「世界でいちばん美しい村」の上映やネパールのバンド公演会に加えて、AAFも活動を紹介するパネル展示を行います。
お時間のある方はぜひお立ち寄りください。
(映画とバンド公演会は、入場無料ですが、事前申込が必要です。)

フィリムのブッダ・スクールの寄宿生が増加、5棟目の寄宿舎の増築を決定しました

フィリムのブッダ・スクールの寄宿生が増加、5棟目の寄宿舎の増築を決定しました

2015年のネパール中部大地震前に125名だったブッダ・スクールの寄宿生が、地震後2年の間に年々増加し、現在165名となりました。
多くの皆様からのご支援により今年3月末に地震で被災した3棟の寄宿舎の再建工事が完了、無事だった寄宿舎1棟と合わせて4棟の寄宿舎が使用できるようになりましたが、寄宿舎1棟の収容人数は最大でも30数名が限界のため、現時点で29名の生徒が寄宿舎に入居できず、トタンの波板で壁と屋根を作った仮設宿舎で生活をしています。地震直後は自宅が被災したり、通学路が崩れて通れなくなったために、一時的に学校の敷地内でテント生活をする生徒が増大しましたが、復旧にともない徐々に減少、地震から1年後の寄宿生は地震前から25名増の150名でした。今年はさらに15名増え、ネパール政府も165名の寄宿生に対して給食費を支給することを承諾しました。
これを受け、AAFは本年9月下旬に学校運営委員会と会議をし、いまだ壁が崩れたままの便所棟の建替と5棟目の寄宿舎の増築とどちらを優先するかをヒアリングした結果、寄宿舎の建設を先行して行うことを決定、来年の3月末竣工を目標に工事を進めることになりました。便所棟の建替については増加した生徒数に対応するため便器数を増やし、耐震補強も含めた設計を既に完了しており、5棟目の寄宿舎に引き続き工事に着手する予定をしています。

マナスル街道の拡幅工事が進んでいます

地震による崖崩れや地滑りで通行が困難になっていたマナスル街道で、山道の復旧や拡幅工事が進んでいます。現在車が入ることができるソティという村より北側は徒歩しか交通手段がなく、ブッダ・スクールのあるフィリムまでは歩いて2日かかりますが、ソティ以北から数キロに渡り重機が入って斜面を削り、山道を拡幅する工事を行っています。フィリムまでの道程と比較するとまだまだわずかな距離ですが、少しでも車道を北上させることで今は人力やロバに頼るしかない資材の運搬等の利便性を高めようというものです。一方さらに北部の崖崩れがあった地域ではまだ大半が崩れた状態のまま放置されていますが、少なくとも人やロバが前を向いて歩けるだけの道幅の復旧は進められており、徐々に改善しています。

2018年カレンダー

2015年4月25日ネパール中部で発生した大地震により、AAFが支援し、建設したネパール・フィリム村の学校が被災しました。
多くの皆様からのご協力により、大破した寄宿舎3棟の再建工事は2017年3月末に完了しましたが、便所等の壁がいまだ崩れたまま放置され、修復が必要な状態です。
また地滑りなどで通学路が危険な状態であることもあって、寄宿を希望する生徒が増え、寄宿舎の増築も必要になってきました。

AAFでは、こどもたちが安心して生活し、勉強できるよう、募金活動を実施しています。
みなさまのご支援・ご協力をお願いいたします。

このたび、カレンダー2018年版を作成しました。
今回のテーマは昨年に引き続き”CHILDREN WITH BUDDHA SCHOOL, PHILIM”。ブッダスクールの生徒たちをはじめ、フィリム村のこどもたちを毎月紹介していきます。
2018年1月末までの期間に寄付を頂いた方に、このカレンダーをもれなく差し上げます。
寄付は1口1,000円です。
是非、この機会にご寄付いただきますよう、よろしくお願いします。

寄付の方法

方法①
AAFの公式サイトのカレンダー申込ページからお申込みください。
カレンダー・キャンペーン2018 申込ページ (←クリックしてください)

方法②
郵便振替にて下記口座に寄付金(1口1000円)と送料※をお振込みください。
口座番号:00910-0-64819
加入者名:AAF基金
通信欄に「カレンダー希望」と必ずご記入(画像例)下さい。(記入がない場合は通常の寄付扱いとなります)

  • カレンダーは、寄付1口につき1セット差し上げます。
  • 払込取扱票には、お名前・ご住所・郵便番号・電話番号必ず明記して下さい。

※ 送料/ 1口:200円 2口:250円 3~4口:350円 5~8口:400円 9口以上:550円

Vol. 18 – 2017 Autumn

AAF NEWS VOL.18表紙

2017 秋Autumn 発刊

NEWS
  1. フィリムのブッダ・スクールの寄宿生が増加、5棟目の寄宿舎の増築を決定しました。
  2. マナスル街道の拡幅工事が進んでいます。
TOPICS
  • ブッダ・スクールのバレーボールチームがゴルカ郡の高校生の大会で優勝しました
  • 堺市主催の「まちづくり講演会」と日本プロジェクトマネジメント協会主催の「PMシンポジウム2017」でAAFが講演を行いました

ネパール中部大地震により被災したフィリムのブッダ・スクールの寄宿舎3棟の再建工事が完了しました。

ネパール中部大地震により被災したフィリムのブッダ・スクールの寄宿舎3棟の再建工事が3月下旬に完了しました。山道が復旧した昨年の1月から再建工事をスタート、夏には2棟目までの寄宿舎の再建がほぼ完了していましたが、3棟目の寄宿舎は再利用できる資材が不足し、屋根の野地板に使う合板の運搬に予想以上の時間がかかりました。遅くとも昨年末には完成させる予定で進めていたのですが、一度復旧した山道で再度地滑りが起きたため、運搬のための人材の確保が困難になり、人件費が高騰。少しでも早く工事を進めるためにヘリコプターでの運搬も視野に入れて検討しましたが、条件が折り合わず、結局時間をかけて人力で運搬することになりました。
3棟の寄宿舎の再建が完了したことで、テントや仮設の寄宿舎で暮らしていた生徒たちの大部分は元の寄宿舎に戻ることができました。ただ地震後に通学路が危険な状態になったり、自宅が被災したために通学できなくなった生徒が増えており、まだ十数名が寄宿舎に入居できない状態が続いています。AAFではすべての生徒が安心して寄宿舎で生活できるよう、5棟目の寄宿舎の建設に向けて支援を継続していきます。
大破はしなかったものの、一部の壁が崩れた厨房の壁の修復も昨年末には完了、厨房内の環境改善のために煙り抜きの設置も行いました。便所については生徒数の増加に対応できるよう、地震で一部崩れた壁を修復するのではなく、いったん壁を解体し、便器数を増やして建て替えることを検討しています。
寄宿舎、厨房とも外観はこれまでの建物と同様、石積みとしていますが、壁の内部で鉄筋コンクリートによる補強を行い、耐震性を高めた設計としています。